紅日毬子電子日誌【網膜堂】

虚飾集団廻天百眼俳優陣 紅日毬子の華麗なる独り言と網膜の記憶
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おまへにはもう、歸るところはないンだヨ

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    明け方、

    久し振りに【少女椿】の漫画を開いた。



    其処には、わたしであツたのに、わたしでない少女がゐる。
    生きてゐる。



    あの人たちであツたのに、全く別の人たちも、




    わたしたちと全く同じ事を喋ツて、生きてゐる。






    不思議で泪が出る程なつかしく、
    だけれど乗り物酔ひの、ぐらりと世界が廻る吐き氣を覺へた。





    すこしでも、あなたの眼に脳に心臓に、
    わたくしがこの娘そのものに視へたのだとしたら、

    其れはまう此上なく幸福な事なのであります。



    まう、昔のわたしには歸れない。


    ちツとは皆の役に立つやうに、

    あの娘を生きたと、何者にも恥ぢることなく胸を張り云へるやうに、










    あゝ、まう、師走です。








    毬子





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