わたくしの歸る場所
秘密の初詣
初日の出と共に、清酒を持ツて
山に入る
石段を上がツて、すこし下がるとコンナ場所に出る
噫 久し振り
視るからに危なツかしい橋
渡ツてから
川の水で手を清める
其処から叉、山道を登る
燈籠が朽ちて、至る所に散乱してゐてとてもすてき
【山頂に本殿が在るが其処は記録してゐない】
幾つかの神様に昨年の御礼と本年のお願ひをして
お酒をおそなへして
山頂から降りる時は別の道を選ぶ
まいとし元旦に行ふ、わたくしの一年を占ふためにする
急な石段降り
今年は此れ迄の中で、いちばん危なげなく降りられた氣がする
きツと、良い事があるのだと信じて
此の一年、尽力致します
「叉、来年まゐります 何うかおまもりください」
毬子
この記事に対するコメント
神がお住まいなのでせう。